『クラウン』の兄弟機であり、ストリングトリックヨーヨーの魅力のさらなる一面を楽しめるハイエンドメタルリムモデル。
C3ヨーヨーデザインのロングセラーモデルであり、2009年1A部門世界チャンピオン、城戸慎也選手シグネチャーモデル『クラウン』の兄弟機。同じシェイプとサイズで、ポリカーボネイトボディにステンレスのリムを装着し、クラウンのような優しいやわらかなフィーリングを根底に残しつつ強靭な回転力を得た、ハイエンドメタルリムモデルです。
プラスチックとメタルの混成である、いわゆる "金リム" と呼ばれるジャンルのパーツ構成ですが、ポリカーボネイトボディは削り出しで、通常のモールド成形よりも精度・剛性ともに高いレベルに。加えて内外比重差により、効率よく外周部へ重量を寄せ、バイメタルに勝るとも劣らないパワーを生んでいます。 パワーが増すほど重量感が増し、実重量よりも重たいフィーリングになり、そこが軽快さを特徴としているクラウンともっとも大きな違いと言えるでしょう。しかしクラウン独特のローエッジデザインと、ガンマクラッシュやポリクラッシュといった同構造のメタルリムモデルのノウハウから重量バランス設計、その双方を活かすことで、素直でクセのない快適さを実現。スリープの手応えをしっかり感じられつつ、扱いやすいヨーヨーに仕上がっています。
フルメタルヨーヨーを凌ぐポテンシャルを秘め、クラウンを愛用する方にも、これからバインドモデルに着手する方にも満足いただける、至高のストリングトリックモデルです。
《城戸慎也選手コメント》
◆クラウンだけでは味わえない感触を
プレイヤーにとってフルメタルヨーヨーは当たり前という世界になり、もう10年を過ぎました。 コンテストシーンのトップ層の一部が使用するモデルというポジションから、現代は競技ヨーヨーへの新たな入り口として定着しつつあり、デザインも設計も日々進化。年に数百機種という凄まじいスピードで新機種が誕生しています。
しかしヨーヨーはスタイルやトリック、シチュエーション、好みに合わせて選ぶことが重要…というのは昔から変わりません。メタルヨーヨーが非常に優秀であることは揺るがなくとも、常にベストとは限らない。「なにかひとつあればすべて解決するということはありえない」「トリックも道具も一筋縄ではいかない」ところがヨーヨーの奥深さであり、今なお夢中になる人を増やし続けている大きな魅力に違いありません。
僕は『クラウン』から、これをきっかけにヨーヨーのことを深く知ってほしいと常に願っています。近代競技ヨーヨーの進化を象徴するメタルヨーヨーを始まりに、膨大な数のヨーヨーもトリックも存在することを知り、さらに奥深さを味わってほしいのです。僕自身、メタル以外に好きなヨーヨーはたくさんあります。
そんなヨーヨーの奥深さに対する開拓の第一歩を支えるのが、今作のハイエンドメタルリムヨーヨー『ルーク』となります。
自分が昔から愛着のある構成で、メタルヨーヨーと同じ扱い方で遊ぶことができ、クラウンと同様に競技レベルでの使用にもオススメでき、そして性格がガラリと違う。片方だけでも、メタルと両方持っていても楽しいヨーヨーが誕生しました。
◆クラウンとの性能差と重量感
ルークは、シルエットもサイズもクラウンと同じ。明らかに違う素材とアートワーク以外の違いを一言で表すならば、クラウンよりも重いのがルークです。
より深く掘り下げていくと、双方の実重量に大きな差はなく、若干ルークの方が軽いですが、それでもプレイ中のフィーリングはルークの方が重くなります。感触に個人差はあれど、その理由は重量バランスにあります。
プレイ中の重さの感触に強く影響するのが回転力なのですが、ルークは中心がプラスチックで外側がステンレスのため、全体がA6061合金のクラウンよりも中心側と外側ではっきりと重量差が生まれます。基本的には外側に重量が寄る方が回転力が強くなるため、それに忠実に則ったのがルークになります。 これは単なるフィーリングとしてだけでなく、実際にプレイしていて、クラウンよりもルークの方が姿勢が安定します。そこにクラウンの機動性を生む主軸である独自のエッジデザインと重量バランスノウハウを足し、重量感はあるのに思い通りに動かせる操作性の高さも加わりました。
似た構成に、比重差のある二種の金属を使用するバイメタルという構成もありますが、なかなかどうして同じ感触にはなりません。もちろんこの感じ方にも個人差はありますが、僕としてはメタルリムならではのパワーを存分に、というよりは想像を超えてきたレベルで発揮できていると自信を持っていえます。
特にホリゾンタルやロングコンボなど、タフなスリープを要求されるトリックにおいて効果を発揮します。
軽快なクラウン、重厚なルーク。単なる素材違いや僕の好みというだけでなく、それぞれの素材と構成の持ち味がフルに活き、それぞれが多くの方にフィットするであろう理想的な性能となっています。代わりのきかない、性格が異なる機種同士で対を成していることで拓けるトリックも、気付かされる自身の好みもきっとあるはず。
ぜひルークをきっかけに、あなた自身の中で新たなヨーヨーの世界を切り拓いてください。
◆〔余談〕七年越しの完成とKROWNとの繋がり
このルークの基本コンセプトは、クラウンを初めてリリースした2013年から存在し、七年の時を経てようやく現実にすることができました。 そしてルークという名前に至った経緯もあるのですが、それにはクラウンの命名が深く関わっています。当時すでにCROWNという名前のヨーヨーが中国のモデルに2個存在しており、なにか差別化をしたいとアイデアが必要に迫られている中での話です。
そもそも『クラウン』という名前には、手にとっていただいた方の象徴となるようなヨーヨーにという意味を込めていますが、実はチェスの駒であるキングを象徴する王冠にもかけています。そして『ルーク』という名も同じく、チェスの駒に由来しています。 ルークはクラウンと対を成す重要なヨーヨーであり、キングと対を成す重要な駒です。言葉の意味でいえば本来の対はクイーンでしょうが、チェスというゲームにおいてはルークのほうがキングと強い関係を持っているのです。
チェスはお互いの手番で駒を一個ずつ動かし、相手のキングを取れば勝利というゲームで、将棋とよく似ています。駒によって動かせる範囲に違いはありますが、一手につき動かせる駒は一個のみですので、たった一度の間違いが勝敗に響くシビアな一面もあります。
しかしチェスのキングとルークとの間にだけ、特定の条件下であれば一手で同時に両方とも動かせるという特殊ルールが存在します。これをキャスリング(入城)と言います。
カンタンにいえば、絶対に取られてはいけないキングを比較的安全なマスへ移動し、同時にそれに寄り添うように攻撃力の高い駒であるルークを中央へ移動します。特定の条件下にいる必要があるとはいえ、本来駒同士が飛び越えられない、キングは一マスずつしか進めないというチェスの根本でもある二つのルールを無視できるため、使いこなせると非常に強力な一手となります。
※ただ城戸はチェスのガチ勢ではないため解釈違いがあればご容赦ください
クラウンとルークは設計コンセプトが対となっていて、両方が揃って完成となることから、そんな強い結びつきを表すべく、キャスリングからなぞらえてアルファベットをスイッチしました。
前:ROOK ←→ CROWN
(こちらが本来のスペル)
後:ROOC ←→ KROWN
(こちらがヨーヨーでのスペル)
プラスチック構成では実現できなかった性能をクラウンが、フルメタル構成では実現できなかった性能をルークが叶え、僕の両方の理想が揃ったことで、僕のシグネチャーモデルが七年越しに完成しました。
※日本代理店参照
C3ヨーヨーデザインのロングセラーモデルであり、2009年1A部門世界チャンピオン、城戸慎也選手シグネチャーモデル『クラウン』の兄弟機。同じシェイプとサイズで、ポリカーボネイトボディにステンレスのリムを装着し、クラウンのような優しいやわらかなフィーリングを根底に残しつつ強靭な回転力を得た、ハイエンドメタルリムモデルです。
プラスチックとメタルの混成である、いわゆる "金リム" と呼ばれるジャンルのパーツ構成ですが、ポリカーボネイトボディは削り出しで、通常のモールド成形よりも精度・剛性ともに高いレベルに。加えて内外比重差により、効率よく外周部へ重量を寄せ、バイメタルに勝るとも劣らないパワーを生んでいます。 パワーが増すほど重量感が増し、実重量よりも重たいフィーリングになり、そこが軽快さを特徴としているクラウンともっとも大きな違いと言えるでしょう。しかしクラウン独特のローエッジデザインと、ガンマクラッシュやポリクラッシュといった同構造のメタルリムモデルのノウハウから重量バランス設計、その双方を活かすことで、素直でクセのない快適さを実現。スリープの手応えをしっかり感じられつつ、扱いやすいヨーヨーに仕上がっています。
フルメタルヨーヨーを凌ぐポテンシャルを秘め、クラウンを愛用する方にも、これからバインドモデルに着手する方にも満足いただける、至高のストリングトリックモデルです。
《城戸慎也選手コメント》
◆クラウンだけでは味わえない感触を
プレイヤーにとってフルメタルヨーヨーは当たり前という世界になり、もう10年を過ぎました。 コンテストシーンのトップ層の一部が使用するモデルというポジションから、現代は競技ヨーヨーへの新たな入り口として定着しつつあり、デザインも設計も日々進化。年に数百機種という凄まじいスピードで新機種が誕生しています。
しかしヨーヨーはスタイルやトリック、シチュエーション、好みに合わせて選ぶことが重要…というのは昔から変わりません。メタルヨーヨーが非常に優秀であることは揺るがなくとも、常にベストとは限らない。「なにかひとつあればすべて解決するということはありえない」「トリックも道具も一筋縄ではいかない」ところがヨーヨーの奥深さであり、今なお夢中になる人を増やし続けている大きな魅力に違いありません。
僕は『クラウン』から、これをきっかけにヨーヨーのことを深く知ってほしいと常に願っています。近代競技ヨーヨーの進化を象徴するメタルヨーヨーを始まりに、膨大な数のヨーヨーもトリックも存在することを知り、さらに奥深さを味わってほしいのです。僕自身、メタル以外に好きなヨーヨーはたくさんあります。
そんなヨーヨーの奥深さに対する開拓の第一歩を支えるのが、今作のハイエンドメタルリムヨーヨー『ルーク』となります。
自分が昔から愛着のある構成で、メタルヨーヨーと同じ扱い方で遊ぶことができ、クラウンと同様に競技レベルでの使用にもオススメでき、そして性格がガラリと違う。片方だけでも、メタルと両方持っていても楽しいヨーヨーが誕生しました。
◆クラウンとの性能差と重量感
ルークは、シルエットもサイズもクラウンと同じ。明らかに違う素材とアートワーク以外の違いを一言で表すならば、クラウンよりも重いのがルークです。
より深く掘り下げていくと、双方の実重量に大きな差はなく、若干ルークの方が軽いですが、それでもプレイ中のフィーリングはルークの方が重くなります。感触に個人差はあれど、その理由は重量バランスにあります。
プレイ中の重さの感触に強く影響するのが回転力なのですが、ルークは中心がプラスチックで外側がステンレスのため、全体がA6061合金のクラウンよりも中心側と外側ではっきりと重量差が生まれます。基本的には外側に重量が寄る方が回転力が強くなるため、それに忠実に則ったのがルークになります。 これは単なるフィーリングとしてだけでなく、実際にプレイしていて、クラウンよりもルークの方が姿勢が安定します。そこにクラウンの機動性を生む主軸である独自のエッジデザインと重量バランスノウハウを足し、重量感はあるのに思い通りに動かせる操作性の高さも加わりました。
似た構成に、比重差のある二種の金属を使用するバイメタルという構成もありますが、なかなかどうして同じ感触にはなりません。もちろんこの感じ方にも個人差はありますが、僕としてはメタルリムならではのパワーを存分に、というよりは想像を超えてきたレベルで発揮できていると自信を持っていえます。
特にホリゾンタルやロングコンボなど、タフなスリープを要求されるトリックにおいて効果を発揮します。
軽快なクラウン、重厚なルーク。単なる素材違いや僕の好みというだけでなく、それぞれの素材と構成の持ち味がフルに活き、それぞれが多くの方にフィットするであろう理想的な性能となっています。代わりのきかない、性格が異なる機種同士で対を成していることで拓けるトリックも、気付かされる自身の好みもきっとあるはず。
ぜひルークをきっかけに、あなた自身の中で新たなヨーヨーの世界を切り拓いてください。
◆〔余談〕七年越しの完成とKROWNとの繋がり
このルークの基本コンセプトは、クラウンを初めてリリースした2013年から存在し、七年の時を経てようやく現実にすることができました。 そしてルークという名前に至った経緯もあるのですが、それにはクラウンの命名が深く関わっています。当時すでにCROWNという名前のヨーヨーが中国のモデルに2個存在しており、なにか差別化をしたいとアイデアが必要に迫られている中での話です。
そもそも『クラウン』という名前には、手にとっていただいた方の象徴となるようなヨーヨーにという意味を込めていますが、実はチェスの駒であるキングを象徴する王冠にもかけています。そして『ルーク』という名も同じく、チェスの駒に由来しています。 ルークはクラウンと対を成す重要なヨーヨーであり、キングと対を成す重要な駒です。言葉の意味でいえば本来の対はクイーンでしょうが、チェスというゲームにおいてはルークのほうがキングと強い関係を持っているのです。
チェスはお互いの手番で駒を一個ずつ動かし、相手のキングを取れば勝利というゲームで、将棋とよく似ています。駒によって動かせる範囲に違いはありますが、一手につき動かせる駒は一個のみですので、たった一度の間違いが勝敗に響くシビアな一面もあります。
しかしチェスのキングとルークとの間にだけ、特定の条件下であれば一手で同時に両方とも動かせるという特殊ルールが存在します。これをキャスリング(入城)と言います。
カンタンにいえば、絶対に取られてはいけないキングを比較的安全なマスへ移動し、同時にそれに寄り添うように攻撃力の高い駒であるルークを中央へ移動します。特定の条件下にいる必要があるとはいえ、本来駒同士が飛び越えられない、キングは一マスずつしか進めないというチェスの根本でもある二つのルールを無視できるため、使いこなせると非常に強力な一手となります。
※ただ城戸はチェスのガチ勢ではないため解釈違いがあればご容赦ください
クラウンとルークは設計コンセプトが対となっていて、両方が揃って完成となることから、そんな強い結びつきを表すべく、キャスリングからなぞらえてアルファベットをスイッチしました。
前:ROOK ←→ CROWN
(こちらが本来のスペル)
後:ROOC ←→ KROWN
(こちらがヨーヨーでのスペル)
プラスチック構成では実現できなかった性能をクラウンが、フルメタル構成では実現できなかった性能をルークが叶え、僕の両方の理想が揃ったことで、僕のシグネチャーモデルが七年越しに完成しました。
※日本代理店参照
直径: | 56.43mm |
幅: | 45.14mm |
重量: | 64.1g |
バインド: | バインド必須 |
レスポンス: | スリムサイズ |
ベアリング: | サイズC(大径) |
¥8,990
89ポイント還元
数量 |
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カラー
CHECKED ITEM
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- スピーダホリック XX
- ¥3,990
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- C3 セミハード ヨーヨーケース
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- ¥2,490